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オルソケラトロジーと近視進行抑制効果について

目次
日本ではこれまで近視、乱視の矯正方法として眼鏡、コンタクトレンズ、屈折矯正手術などが用いられてきました。そして2009年、新たにオルソケラトロジー(オルソ=矯正 ケラト=角膜 ロジー=療法)という方法が認可されました。これは、オルソケラトロジーレンズという特殊なハードコンタクトレンズを夜間就寝時に装用する矯正方法です。就寝時の着用がメインであるため、近視および乱視を矯正しながらも、日中は裸眼で生活することが可能となります。(ただし、軽度な近視、乱視のみの適応)
このレンズの長所としては、従来の手術とは異なり、コンタクトレンズの使用を中止すれば元の屈折状態(元の角膜の形状)に戻ることが挙げられます。また最近の研究では、オルソケラトロジーレンズの使用により近視進行抑制効果が2年間で3~6割程度期待ができるといわれています。1) 近い将来、近視大国・日本から強度近視がなくなることも夢ではないかもしれません。
【目次】
- オルソケラトロジーレンズとは
- オルソケラトロジーの歴史
- オルソケラトロジーの屈折原理と夜間装用
- オルソケラトロジーの適応ならびに注意点
- オルソケラトロジーの近視進行抑制効果
- 私の考える近視進行抑制方法
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