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胃酸が少ないと腸内環境は悪化する?─小腸内細菌異常増殖SIBOとは─

【腸内細菌month】第二弾

この記事の執筆者

スピックメディカルパートナー 鎌倉元氣クリニック

1993年日本医科大学医学部卒業。同大学付属病院麻酔科学教室、関東逓信病院(現NTT東日本関東病院)ペインクリニック科、医療法人誠之会氏家病院精神科・麻酔科などを経て2017年10月よりスピッククリニ ... [続きを見る]

自己紹介

患者様に寄り添う医療をモットーにしています。

私たちの腸内には100兆個を超える腸内細菌が存在すると言われています。その中で小腸内に棲息する細菌の数は、大腸と比較すると通常100分の1程度です。ところが、小腸においてバクテリアが異常増殖し、腹部膨満や下痢、栄養素の吸収不良、慢性疲労などを引き起こし臨床上問題となる場合があります。

こうした状態は、小腸内細菌異常増殖(Small Intestinal Bacterial Overgrowth; SIBO)と呼ばれますが、胃潰瘍や逆流性食道炎の治療において比較的よく使われる薬の一つであるプロトンポンプ阻害薬(Proton Pump Inhibitor; PPI)の服用は、SIBOのリスクを高め得ると報告されました。つまり、胃酸が少ないと腸内環境が悪化する可能性があることがわかってきたのです。


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