大会長は姫野友美先生(医療法人社団友徳発心会ひめのともみクリニック理事長・JSOM理事)(写真1)で、学会のスローガンは「オーソモレキュラー医学が拓くWell-beingの未来」です。
国際栄養医学シンポジウム2024を9月に開催へ
海外講師2名をはじめ、総勢24名の講師陣より講演頂きます。
これまでより飛躍的に進化したプログラムを皆さまにお届けします。
<写真1>姫野友美大会長
会場は東京の品川駅に隣接する品川グランドセントラルタワー3階のザ・グランドホールです(写真2,3)。
<写真2>国際栄養医学シンポジウムの会場のある品川グランドセントラルタワー
<写真3>国際栄養医学シンポジウム会場のザ・グランドホール
2人の海外講師による基調講演
今年の国際栄養医学シンポジウムは、2人の海外講師を招聘しました。
まず、米国コロンビア大学予防医学・疫学教授のカ・カヘ先生(写真4)には「マグネシウム摂取と睡眠時間および質について」をお話し頂きます。カヘ先生の研究グループは最近アメリカ人3,946人を20年間にわたり経過観察して、「マグネシウム摂取量は睡眠の質の向上と関連する」ことを明らかにしました。講演ではマグネシウムと睡眠の重要な関係について解説をします。
<写真4>米国コロンビア大学のカ・カヘ教授
もう1人の招聘講演には台湾からチャールズ・スー先生をお迎えしました(写真5)。スー先生は「アンチエイジング医学におけるセレン点滴療法」と題する講演を行います。セレンは、前立腺がん、肺がん、大腸がんなど、さまざまながんの発生率を減少させる効果が示されています。さらに、セレンは従来の化学療法薬の効果を高め、がん細胞をこれらの治療に感受性を持たせることで、治療結果を改善します。講演ではさらにセレンの抗老化作用についても言及します。
スー先生は最近、点滴療法を普及する会を立ち上げました。今回のシンポジウムにもこのメンバーの医師の皆さんが出席します。
<写真5>チャールズ・スー先生(台湾)
また、日本オーソモレキュラー医学会アンバサダー講演として、桐村里紗(tenrai株式会社代表取締役/医師)先生(写真6)による「ヒューマンヘルスからプラネタリーヘルスへ ~今、医療・ヘルスケア業界に求められる大転換(グレートトランジッション)〜」と題する講演をされます。
<写真6>アンバサダー講演の桐村里紗先生
2日間のシンポジウムは充実したプログラムを組んでいます。姫野友美大会長は大会長講演として「オーソモレキュラー医学の過去・現在・未来」、私は「認知機能テストに基づくオーソモレキュラー栄養療法」について話します。その他、オーソモレキュラー栄養療法を中心とし、子どもの栄養療法、スポーツ栄養学、がん治療、カンナビノイド(CBDオイル)、女性のためのフェムケア、健康経営、予防医療、再生医療、ペプチド栄養療法など27講演、2つのランチョンセミナー、40社以上の企業展示があります。
<図1>学会専用サイトのQRコード
おわりに
2024年の国際栄養医学シンポジウムは、これまでより飛躍的に進化したプログラムです。医師、歯科医師、薬剤師、看護師をはじめ、あらゆるヘルスケアプロフェッショナルから健康に関わる職業、そして栄養医学に深い関心を持つ一般市民まで出席ができます。肩の張らない、しかし深い知識と実践的なスキルが手に入るようにプログラムを組んでいます。
ぜひ皆さんと会場でお会いできるのを楽しみにしています。
柳澤 厚生 (ヤナギサワ アツオ)先生の関連動画
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