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コロナ感染におけるビタミンD値と死亡率の関連性(インドネシア)

この記事の執筆者

SPIC Clinic

一般社団法人日本オーソモレキュラー医学会代表理事。スピッククリニック名誉院長。 杏林大学医学部卒、同大学院修了。 医学博士。杏林大学保健学部救急救命学科教授を経て、2008年より国際統合医療教育セン ... [続きを見る]

当学会としてコロナ予防のために推奨している栄養素の一つであるビタミンD。

インドネシアのある公立病院が新型コロナウイルス感染症により入院した患者を対象に分析したところ、ビタミンD値と重症化についての興味深い関連性がみられたことを発表しました。

まだ正式な論文としての発表前の段階ではありますが、皆様にもその内容を共有したいと思います。

血清ビタミンD値と死亡率

インドネシアの公立病院から大変ショッキングな研究結果が発表されました。

コロナウイルス感染症で入院した場合、血清ビタミンDが欠乏していると正常な人と比べて死亡する確率が10倍になるというのです。

新型コロナウイルスで入院した生存者400名と死亡者380名について、インドネシア国立病院の電子カルテで分析を行いました。元々持病のある高齢者男性の死亡率が高いのは、これまでの報告通りです。

しかしながら、①生存者と②死亡者の入院時の血中ビタミンD値に着目すると、以下の結果が明らかになりました。

・①生存者のうち93%が正常範囲であったのに対し、②死亡者の中ではわずか4.2%であったこと。

つまり、死亡者の95.8%に血中ビタミンD低下(30ng/ml未満)もしくは欠乏(20ng/ml未満)があったのです。
新型コロナウイルスによる血中ビタミンDが低下している場合、正常値の人と比較すると死亡率が7.6倍、血中ビタミンDが欠乏している場合にいたっては10.1倍も高くなりました。

今回ご紹介した論文は、発表前の論文を自由に公表できるサイト(SSRN:運営は大手医学雑誌出版・Elsevier社)上に公開されています。





<参考ウェブサイト>