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【シリーズ第一弾】メンタル疾患になぜ《オーソモレキュラー》なのか?
目次
「オーソモレキュラー」という言葉は、1968年ライナス・ポーリング博士がScience誌上においてOrthomolecular Psychiatry(オーソモレキュラー精神医学)という言葉を用いたことから始まりました。
彼は、「脳の機能は、脳内に存在する多くの物質の濃度によって影響される。ある人の脳が十分に機能するためのこれらの至適濃度と、その人の通常の食事と遺伝子機構から提供される濃度とは大きな違いがある場合がある」とメンタル疾患のメカニズムを説明しています。
メンタル疾患をはじめとして、現代人を悩ませる疾病のほとんどが慢性疾患です。慢性疾患はほぼ全てが『多因子性』です。したがって、一つの原因を特定し、それさえ何とかすればいいというモデルでの解決は困難です。個々の遺伝子的特徴を把握し、その遺伝子多型(SNIP)の問題を回避したり、遺伝子の発現をコントロールするための栄養素や有害金属、感染、薬剤などの因子への対応を行っていくのが理想的な治療でしょう。今回は、現在可能なオーソモレキュラー的アプローチをいくつか紹介していきたいと思います。
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