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夏のだるさはクーラー病かも?対策にオススメの食べ物をご紹介!

この記事の執筆者

鎌倉元気クリニック

一般社団法人日本オーソモレキュラー医学会 代表理事。鎌倉元気クリニック 名誉院長。 杏林大学医学部卒、同大学院修了。 医学博士。杏林大学医学部内科助教授を経て、2000年〜2008年同大学保健学部救 ... [続きを見る]

夏の暑さの中、みなさまいかがお過ごしでしょうか。急な気温の変化に体がついていかないという人も多いかもしれません。また、外は暑いのに、建物の中はクーラーが効きすぎて寒いことも多く、体調を崩しやすい時期ですよね。

なんだか最近だるいなと思っているかた、それはエアコンによるクーラー病(冷房病)から生じた夏の冷え症かもしれません。冷え性は女性に特有と思われがちですが、クーラー病は女性特有のものではなく、男性でも注意が必要なのです。

この記事では、クーラー病とはなにかを解説するとともに、対策に必要な栄養素をご紹介します。毎日の食事に取り入れたり、必要に応じてサプリメントなどによる補充を検討したりしてみましょう。

クーラー病(冷房病)とは?

クーラー病というのは、正式な病名ではありません。クーラーを用いることで生じる温度差が原因で起こる「自律神経の機能不全」の通称になります。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。暑い季節には副交感神経が働くことで、血管を膨張させて体の熱を外部に逃そうとするのです。しかしクーラーによって体が冷やされると、逆に交感神経が体温を逃がさないように血管を収縮させます。

この状態が繰り返されると、次第に自律神経がダメージを受けてしまい、体温調節が上手にできなくなってしまうのです。これがいわゆるクーラー病の正体です。

夏にこうした状態が続き、自律神経の働きが麻痺してしまうと、一年中冷え性に悩まされる体になってしまう可能性もあります。

クーラー病の主な症状は下記のようなものが挙げられます。最近こうした症状が出てきたかたは、クーラー病対策が必要かもしれません。

  • 全身のだるさ・疲労感
  • 手足の冷え
  • 頭痛・肩こり・腰痛
  • 食欲不振
  • 手足のむくみ
  • 下痢
  • 肌荒れ
  • めまい

さらにひどい時には発熱や吐き気などの症状が出ることもあります。

夏バテとの違いは?

クーラー病の症状を見ると、夏バテとよく似ていることに気づきます。夏バテは暑すぎて体温調整が追いつかない状態で、クーラー病とは根本的な原因が真逆にあたります。

クーラー病対策、大切なのはクーラーとの付き合い方

クーラー病にならないためにはどうしたらよいのでしょうか。クーラーを使わない生活は、今の日本ではあまり現実的ではありません。まずはクーラーと上手に付き合っていくことが大切です。

クーラーの温度は「外気?5度以内」で設定すること

室内と室外の温度差が大きいと、自律神経の乱れが起こりやすく危険です。大切なのは外との温度差を大きくしすぎないこと。目安にしたいのは、外気との差は5度以内にすることです。

冷えすぎないように体を温めること

クーラーで体が冷えたときには、しっかり体を温めて自律神経の機能を回復してあげることが大切です。例えば、夏場でも38〜40度程度の湯船に15分つかるようにするだけでも効果があります。

また職場や外出先など、自分で温度調整が難しい場所に行く時には、体を温めるグッズを持ち込みましょう。例えば靴下やひざ掛け、カーディガンなどはこの時期必需品です。

適度な運動をすること

体を動かさない状態だと血の巡りが悪くなり、冷えが悪化しやすくなります。少なくとも1時間に1度は席を立って歩き、屈伸をするなど軽い運動をするようにしましょう。日常生活で歩いたりランニングしたりするのも非常に効果的です。適度な運動を生活習慣に取り入れることで、冷えすぎないカラダをつくることができます。

クーラー病対策に効果的な食材とは?

クーラー病対策は、食事でもできます。体を温める食材を使った食事をとるようにしましょう。暑い時は食欲がなくなりがちですが、まずは1日3回しっかりと食事をとることが健康の基本になります。

体を温めてくれる食材

クーラーは自分が感じている以上に体を冷やしていることがあります。身体の中から温めることで冷えを改善させることができます。こうした食材は、意識的に取り入れていくようにしましょう。

  • ショウガ
  • ネギ
  • にんにく
  • 唐辛子
  • 玉ねぎ
  • かぼちゃ
  • 鶏肉
  • あじ
  • さば
体を冷やすので、摂りすぎないようにしたい食材

夏野菜を中心に、体を冷やす食材が多いこの時期。クーラー病対策の意味では、こうした食材は摂りすぎないように注意が必要です。

  • トマト
  • きゅうり
  • なす
  • ゴーヤ
  • スイカ
  • コーヒー
自律神経の働きを助ける栄養素はこれだ!

栄養素の面では、自律神経の働きを助ける栄養素を積極的に摂取するようにしましょう。これらは食事でも摂取できますが、必要に応じてサプリメントや点滴で補充していくのもおすすめです。

  • ビタミンA、E:自律神経をコントロールします
  • ビタミンB群:神経の働きを正常に保ちます
  • ビタミンC:抵抗力を高める副腎皮質ホルモンを合成します
  • カルシウム:イライラを沈めます

まとめ

厳密には病気ではないクーラー病ですが、かかってしまうと日常生活に影響がある症状が多くあります。ただでさえ苦しい夏を乗り越えるためにも、なるべく対策をしていきたいものですよね。

まずは生活習慣の改善から、毎日の食事内容へのこだわりで対策していきましょう。ただし、忙しくて毎日食事に気を付けることが難しい場合には、必要に応じてサプリメントや点滴による補充もおすすめです。

こちらから日本オーソモレキュラー医学会所属の先生を検索できますので、迷った時はお近くの先生に気軽に相談してみましょう。
https://isom-japan.org/clinic/search

【参考】

クーラー病の13の症状や原因と14の対策とは

夏の体調管理は「冷房病対策」から

冷房病(冷え性)

柳澤 厚生 (ヤナギサワ アツオ)先生の関連動画

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