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【国際栄養医学シンポジウム2022連動記事 第2弾】健康長寿を決めるタンパク質代謝を評価する

この記事の執筆者

医療法人回生會 みぞぐちクリニック

2022年9月18日、19日の2日間で開催する「国際栄養医学シンポジウム2022(日本オーソモレキュラー医学会 第4回総会)」では、健康・栄養分野において活躍されている著名な講師陣をお招きし、多彩なプログラムをご用意しています。

さらに今回は、初の試みとなる日本オーソモレキュラー医学会ならびに点滴療法研究会の合同開催となります。

JSOMウェブメディアでは本学会の開催に先立ち、各講師の講演内容について順次ご紹介していきたいと思います!第2回目となる今回は、2日目・19日にご講演いただく溝口 徹先生の「健康長寿を決めるタンパク質代謝を評価する」をピックアップし、ご紹介いたします。

 

健康長寿とタンパク質代謝

いつの世も、食や栄養・健康については関心を持たれることが多く、テレビやマスコミでも取り上げられているのを度々目にします。最近ではSNSを介してこの分野に関する情報が飛び交っていて、ある種の健康ブームが来ていると言えるのかもしれません。

そうした昨今、タンパク質の重要性についても見直されるようになったのは、とても良い傾向だと考えます。

ヨーグルトやスナックといった商品のセールストークではタンパク質高含有が強調されたり、近年ではプロテインやアミノ酸のサプリメントを摂取する人も増えています。また、コンビニエンスストアではサラダチキンや高タンパク質のサンドイッチが人気商品として定着しており、私が栄養療法に出会った2000年頃とは全く異なる状況になってきたことを嬉しく思います。

オーソモレキュラー栄養療法においては、治療の効果を得るための重要な因子として、タンパク質代謝が円滑に行われることが挙げられます。タンパク質代謝には十分に吸収できる消化機能、吸収されたアミノ酸が円滑にタンパク質合成に使われるかどうかの合成過程、さらにはタンパク質を主原料とする酵素、ホルモン、組織などがしっかりと機能しているかどうかなど、それぞれの過程を正しく評価することが必要です。

理想的な健康レベルを達成し、それを維持しながら時を重ねて健康長寿となるためには、タンパク質代謝を高いレベルで維持することがポイントになります。従来の基準範囲で評価する血液検査データの解釈では、このタンパク質代謝を正しく理解することができません。

「国際栄養医学シンポジウム2022」の講演では、日常行われている血液検査の項目でタンパク質代謝を正しく理解する方法についてご紹介させていただきます。





※溝口 徹先生の講演は、9/19(月・祝)16:30より開始予定となっております。

※国際栄養医学シンポジウム2022へ参加ご希望の方は、こちらよりお申し込み下さい。

※講演プログラムの演題は配信日時点のものとなります。当日変更となる場合がございますので、その点ご留意いただきますようお願い申し上げます。

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